山桜にこそ日常の美が

2024年03月07日

 

山桜は、ソメイヨシノのような華やかさはありません。しかし、その素朴な美しさの中に、日本の春の息吹を力強く感じさせてくれます。山桜の歴史は古く、縄文時代から人々に親しまれてきました。万葉集にも詠まれ、古くから日本人の心を魅了してきた桜の代表格と言えるでしょう。

 

この時期テレビでは今年の桜の開花は…などと話題が決まっている。九州は遅れそうですと今朝も言っていました。でも先ほど現場に走る車窓から見えたのは桜ではないのか!

山桜は桜扱いしない方々に私は言いたい。しっかり見なさい蝶よ花よと大切にされているソメイヨシノと比べて彼女たちは気合が違う。そしてそこから迸る毅然とした趣が違うまさに桜の精のような姿が見えませんか。

 

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多様な魅力

 

山桜は種類も多く、一重咲き、八重咲き、白、ピンク、赤など、様々な花色を楽しむことができます。また、ソメイヨシノよりも開花時期が早いため、早春の訪れを告げる花としても愛されています。山桜が咲き誇る風景は、日本の原風景を思い起こさせ、心が落ち着きます。

 

自然との共生

 

山桜は、公園や庭園だけでなく、山野にも自生しています。春になると、山桜は山をピンク色に染め上げ、美しい景色を作り出します。山桜は、自然の恵みであり、私たちに春の喜びを与えてくれます。場所を選ばず泣き言を言わない。

 

文化と伝統

 

山桜は、日本の文化や伝統にも深く根付いています。神社仏閣の境内に植えられていることが多く、神聖な花として扱われています。また、桜餅や桜酒など、山桜を使った食べ物や飲み物も昔から親しまれています。

 

未来への継承

 

近年は、ソメイヨシノばかりが注目され、山桜の存在が軽視されがちです。しかし、山桜こそが日本の桜のルーツであり、その価値は決して低くありません。私たちは、山桜の美しさや歴史、文化を守り、未来へと継承していく責任があります。

山桜こそが桜の代表である

山桜は、日本の春を象徴する花です。その素朴な美しさ、力強さ、そして歴史と文化は、他の桜にはない魅力です。私たちは、山桜を愛し、大切にすることで、日本の豊かな自然と文化を守っていくことができるのです。

 

気象庁の方々に言いたい。

 

桜の開花情報説明も良いが言わば市井の山桜たちのことも少しは言ってくださいよ。

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管理人の好みの桜の精を相棒に描いてもらいました。