耐震住宅は家と建築地の結果

2024年01月05日

能登半島に限らず全国どこでも災害が起こるのが日本。今日は地震における強い家について書きます。

 

耐震・免振など地震に強そうな住宅会社のセールストークがあります。簡単に言えば揺れても強いのが耐震。揺れないように作ったものが免振。まあ大まかに言うとですね。

 

日本は昔から地震が多く人が住めない国だった?いやいや工夫して世界でも有数な地震に強い建物が残っているのです。そしてその原理を活用した現代の構造物だってあるのです。

 

法隆寺の五重の塔と東京スカイツリーの話しは有名ですね。

 

資金を潤沢に注ぎ込み免振住宅にすると良いのかも知れません。だが簡単な話ではないですよね。だったら強い揺れが起きないような頑丈な地面に家を建てればだいぶ安心ですよね。

 

君子危うきに近寄らずです。地名や古文書などからの推測でも分かるかも知れないですね。忙しい中で大変なことです。だったらどうするのか。

 

誰かに調べてもらうのです。

有名住宅会社では土地診断と称して調べてくれます。でも経験的に住宅会社のケースは場所が固定してからの調査ですので弱ければ地盤改良を勧めることになります。

 

一番は土地を決める前に調べるのです。

 

例えばこの不動産サイトのアットホームを利用している不動産会社は誰でも親切に教えてくれるはずです。今回の能登半島の状況はどうでしょうか。地震時の揺れやすさや液状化しやすことなどはとても重要な指標です。他にもいっぱいの指標を出してくれます。

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上の写真は揺れやすさ。

 

なぜこうなるのかはこの他に近くの活断層などの存在も影響してくる。上の写真は今回の悲しい災害の後ですのでピンポイントでの診断を行っていませんが皆様からのリクエストがある際はまさにピンポイントでの診断をレポートで提出できるのです。

 

管理人としては先ずは安全な場所(危険でないという意味で)で地震を考えた住まいで暮らすということです。

 

よくこのようなサイトで新耐震設計基準まえの家は危険だと書かれている。でも古くても頑丈な家もいっぱいあります。柱の大きさや数、そして家の階数、窓の大きさ続き間の取り方。全体的に見て下半分は華奢なのに瓦だけは豪華すぎる家などはとても危険ですよね。

 

トップヘビーという言葉を聞かれることがあるはずです。頭でっかちという意味ですが重心の高い船のようなもので傾いて復元しにくいから倒壊しやすいことになるのです。

 

柱を取って広い開口や部屋を作ったような家は見た目は美しいでしょうが万が一に命を守ってくれません。

 

古い家も安全な家に改装すれば安心でしょうしやはりしっかりと勉強するか専門家の意見を参考にするということは命を守るコストです。

 

この度の能登半島地震で被害に遭われた方々に衷心よりのお見舞いを申し上げます。