照明と食欲

2023年09月03日

以前のことです。大きなレストランで料理長をしていた方がお店を出した。名前は知っていたので楽しみにそこに行ってみた。和食のお店でした。カウンターが迎えてくれて奥には座敷があるそれなりの構え。

 

しかしながらこのお店は長く続かないねと思った。そして今は無い。

 

なぜそう思ったか。カウンターを照らす照明が一般的な蛍光灯だったのです。青みが強い蛍光灯は赤身の魚やスイカの赤などは、どす黒く目に映るのです。料理の腕は良くても照明色と食材の色味についてご存じなかったのでしょう。

 

加齢に伴い、視力や味覚、嗅覚などの感覚機能が低下します。そのため、食事の見た目や味、香りがわかりづらくなり、食欲が低下しやすくなります。また、加齢によって体内のホルモンバランスが変化し、食欲を促進するホルモンの分泌が減少することもあります。

照明は、食事の見た目や味、香りに影響を与えます。明るい照明下では、食事の色や形が鮮やかに見え、味や香りを感じやすくなります。そのため、食欲を増進させる効果があるとされています。

 

具体的には、以下の点が食欲に影響を与えると考えられています。

色:赤色は食欲を増進させる効果があるといわれています。これは、赤色が食欲を促進するホルモンの分泌を促進するためと考えられています。

明るさ:明るい照明下では、食事の色や形が鮮やかに見え、味や香りを感じやすくなります。そのため、食欲を増進させる効果があるとされています。

照明の色温度:暖色系の照明は、食欲を増進させる効果があるといわれています。これは、暖色系の照明が落ち着いた雰囲気を作り、食事を楽しむ気分を盛り上げるためと考えられています。

 

加齢による食欲低下を予防するためには、明るく暖色系の照明を食事時に使用することが効果的と考えられます。また、食事の見た目や味、香りを工夫することも大切です。

 

具体的には、以下の点が効果的です。

食事の彩りを豊かにする

食材の香りを活かす

温かい料理を提供する

食事の見た目や味、香りを工夫することで、食欲を増進させ、健康的な食生活を送ることができます。

 

次回に書きたいと思いますが加齢によって人は緑内障や白内障に罹患することがあります。

そのようなときにも知識がないと生活の質が落ちたりすることもあるのです。

 

どちらも明るい方がいいのですが直接目に入るような照明位置や部屋の照明が場所によってコントラストが大きいような場合は白内障の方などは見えにくくなったりするのです。

 

暖色系は総合的にいいのですが読書などには不向きな場合もあるのです。

 

そのようなこともふくめて総合的に知識を持っているか否かで出来上がった工事に対する満足度は違ってくるのです。

 

管理人は新卒で住宅会社に定年まで勤め現職に昨年から移り44年間住宅の経験を積んできました。

是非皆様の不安なことをおたずねください。