いちごの日にちなんで

2024年01月15日

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ご存じでしたか今日はイチゴの日。

15日だからイチゴ?そうですかとはならないのが管理人の悪い点。

 

種子島で育った身としては木苺や石垣イチゴなどは夏だったはず。歳時記でも苺は夏の季語です。

 

紫式部のまひろこと吉高由里子さんがいたらきっと「そんなのは許しません!」というかも知れないですね。

 

いつの間にかクリスマスから正月にかけて苺の旬のようになってしまいましたね。

 

季語としても困ったのか知らないが「冬苺」と特別枠のような扱いになっているようですね。まあ農業に詳しい管理人としてはイチゴも石油製品ではないのかなとさえ思います。つまりハウスの中で重油を焚いたりしながら温度管理できるから旬に逆らえるのですよね。本来は冬の気温では眠ってしまうのが特徴です。

 

イチゴは、冬の寒い時期に休眠状態になります。春になると気温が上昇し、休眠から目覚め、花を咲かせます。花が受粉すると、雌しべが大きく膨らんで、赤く色づきます。これが私たちが食べているいちごの「果実」です。

 

そのため、本来は春から初夏にかけて、いちごの花が咲き、実が成る時期が旬となります。

 

しかし、近年は品種改良やハウス栽培の技術が進歩したことにより、冬でもいちごを栽培できるようになりました。そのため、現在ではスーパーや市場で、11月から5月頃まで、いちごが販売されています。

 

冬に収穫されるいちごは、春に収穫されるいちごに比べて、甘みが強く、酸味が少ないのが特徴です。また、糖度や酸度を調整することで、一年中おいしいいちごを楽しめるようになりました。

 

このように、イチゴは本来は春から初夏にかけての旬の果物ですが、近年の技術革新により、一年中楽しめるようになりました。それにイチゴは常識的にとても変わっていること御存じですか。

 

いちごは、甘酸っぱくておいしい果物として、世界中で親しまれています。しかし、実はいちごには、私たちが知らない不思議な事実がたくさんあります。

 

その一つが、いちごの「果実」の正体です。私たちが食べているいちごの赤い部分は、実は「花托(かたく)」と呼ばれる部分が膨らんだもので、本来の果実ではありません。花托とは、花の茎の付け根にある部分で、花びらや雄しべ、雌しべを支える役割をしています。

いちごの花には、たくさんの雌しべがあります。受粉すると、雌しべは大きく膨らんで、赤く色づきます。この赤く色づいた部分が、私たちが食べているいちごの「果実」です。

 

また、いちごの表面にあるつぶつぶは、実は「痩果(そうか)」と呼ばれる小さな果実です。痩果の中には、種が一つずつ入っています。

つまり、私たちが食べているいちごは、一つの果実ではなく、200個から300個の果実が集まった「集合果」ということになります。

 

いちごには、他にもいくつか不思議な事実があります。

いちごは、冷凍してもおいしく食べることができます。

いちごは、熱に弱いため、加熱するとビタミンCが壊れてしまいます。

 

いちごは、他の果物に比べて、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。

 

いちごは、見た目も味も魅力的な果物です。その不思議な事実を知って、いちごをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

集合果の200から300で思い出したことがあります。高価なあのマンゴーは皆様が手にして口にするあの実はとんでもないエリートだって知っていますか。前職でマンゴー農家に通っていたのです。最初は小さな花がぎっしりと蕾をつけているのですがどんどん摘果して最後に残ったものが市場に出て来るのです。果物はイチゴもマンゴーも柿も梨も知るととても興味が尽きないストーリーがあるのですよ。いつかここでも書きたいですね。