銅の威力 ドウよ!!

2024年02月20日

知人に台所をほとんど使っていないと言う方がいる。理由は「だって汚れるしあのヌメヌメが嫌」と笑えるようなことを言う。そこでじゃ排水口カゴをプラスチックやステンレスを止めて「銅にしたら」とアドバイスする。

 

排水口カゴを銅製にするとヌメリがほとんど気にならなくなるのには、2つの理由がある。

 

1. 銅は抗菌作用を持っている

 

銅は金属の中でも特に抗菌作用が強いことで知られている。銅の表面には銅イオンというものが存在していて、これが細菌やカビなどの微生物の細胞膜を破壊し、死滅させてしまう。

 

ヌメリの原因となるのは、主に細菌やカビなどの微生物。だから、銅製の排水口カゴを使うと、これらの微生物が繁殖しにくくなり、ヌメリが発生しにくくなる。

 

2. 銅はイオン化しやすい

 

銅は他の金属に比べてイオン化しやすい性質を持っている。銅イオンは水に溶け出すと、微生物の細胞膜を破壊するだけでなく、微生物の嫌がる環境を作り出す。

 

つまり、銅製の排水口カゴを使うと、微生物が繁殖しにくい環境になる。

 

実験で確かめてみましょう!と次の説明をする。

 

 

用意するもの

 

銅板(10円玉でも良いですよ2枚か3枚)

アルミホイル

食パン

手順

 

食パンを2枚用意する。

1枚の食パンの上に銅板(上の)を乗せる。

もう1枚の食パンには何も乗せない。

2枚の食パンをラップで包んで、同じ場所に置いておく。

数日後、2枚の食パンを観察する。

結果

 

銅を乗せた食パンは、何も乗せていない食パンよりもカビが生えにくくなっていることが確認できるはずだ。

 

つまり

 

銅製の排水口カゴは、抗菌作用とイオン化作用によってヌメリが発生しにくい。これは、銅が微生物の繁殖を抑制する効果を持っているため。

 

銅は昔から食器や仏具などに使われてきた。これは、銅が抗菌作用を持っていることを昔から知っていたためなんだ。

 

銅は私たちの生活に役立つ、とても興味深い金属なんだ。もちろん管理人の家のシンクも新築時に付帯設備を銅製に交換しましたよ。購入するときは今ついているカゴの直径を計っていけば良いですよ。内径が大事ですのでついでに外径も図っていきましょう。普通は85センチだと思います。下の写真のようなものです。このほかにシンクコーナーの水切りコーナーカゴなども銅製ありますよ。

 

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理系の方やコスメ類に詳しい方は「銀」の方が良いんじゃない?と思うでしょうね。答えはその通りです。仕組みは銅とほぼ一緒ですが

 

 

銅は銀と比べて、以下のような特徴があります。

銀よりも安価である。今日の相場では銀115.100円/kg 銅1.300円/㎏これでも銀にする人は週一で専門家の掃除を入れた方が良いかも。

加工性に優れている

熱伝導率が高い

結論

抗菌作用のみを考えると、銀の方が銅よりも強いと言えます。しかし、価格や加工性、熱伝導率などの他の要素も考慮する必要があります。用途に合わせて、適切な金属を選ぶことが重要です。