目まぐるしい税金の改正

2023年07月09日

不動産関連の仕事で一番神経使うことは私の場合は「税金」です。当然税理士資格も持っていないので確定的なことは言えないのですが的は外したくない気持ちはプロとして当然です。今年も不動産関連税制がいっぱい改正されました。たくさんありますが売主目線で少し書いてみます。

 

居住用財産を売った場合は結構優遇されることは御存知かもしれないですね。一般的に3000万円の特別控除と言われるので有名でしょうね。でも単純ではないかも知れませんよ。居住用財産というからには家と土地がセットだと思うかもしれないですね。一般的には正しいのですが違うケースもあります。その前に居住用財産を売却して(譲渡と言います)手元に残った儲けがあれば課税されますが住んでいた家ですので3000万までは非課税でいいですよというものが居住用財産の特別控除です。

 

さて家は無くて更地で売っても特例控除を受けることが出来ることをご存知ですか。もちろん条件があります。それは譲渡契約が家を解体した日から1年以内に締結されたものであること。かつその住宅を居住の用に供さなくなった日から3年を経過する年の12月31日までに譲渡していること。

 

もう一つあまり知らないこととして例えば夫婦共有名義(1:1として)で建てた家屋敷が譲渡所得として6000万円あったとします。すると妻と夫はそれぞれで3000万円の特別控除を受けられるのです。

 

このように知っているようで深く知らない税制の世界。宅建士の資格も持っているし私は大丈夫と思う人ほど大混乱するのかもしれません。お近くの不動産の方に聞いてみましょう。信頼できる税理士を紹介してもらえますよ。もちろんファイブ・スターズ・エステート株式会社も大丈夫です。