シロアリは災害のひとつ
2023年07月12日
シロアリの怖さをご存じですか。深夜に押し入れの辺りからグニョグニョという規則的な音がしている。静かに扉を開くと養殖しているのかと思うような悲惨な状況。玄関の扉は開かず縁側から通される際に重い鞄を持っていた私の体重は80kgくらい。片足にかかる面荷重はその家のシロアリに侵された床の積載可能加重を超えていた。メリッという音と一緒に床を抜いてしまった。今でもあの恐怖は足の裏に残っている。
前職は住宅会社。若かりし頃の営業マン時代の強烈な思い出。ほぼ同じ頃私の田舎で二人暮らしのご老人が亡くなりその家で親類縁者があつまり葬儀が行われた。棺を前に読経が行われていたその時にメリメリという音とともに棺や祭壇が床とともに消えてしまった。シロアリ被害に遭っていた古い家の床が痛んでいて重さに耐えられなかったはなし。
被害の怖さは知っていても全く対策をしていない方も結構います。自動車に乗る人が無保険のようなものです。
火災保険加入しているから大丈夫!!と思う人もいるかも知れないですね。台風被害も補償してくれたからシロアリ被害も一緒でしょうなどと思っているのかも知れないですね。
防蟻工事を行うことで5年間は大方安心なのに忘れていたり自覚がなかったりして対策が出来ていなかった為にせっかくの財産だと思っていたものがある日崩れ去ることだってあるのです。
梅雨末期の高温多湿のこの時期どこからともなく羽の付いたアリが現れるのです。あなたの近所もしくは床下かも知れませんがシロアリの巣があることの証拠です。
住まなくなった田舎の家などで費用を惜しんで防蟻処理をしていない方は再度検討すべきです。見積もりは一階の面積の1.1倍くらいの処理面積で坪単価2千円から三千円くらいです。30坪くらいで10万円くらいと思っていればいいのです。
値段よりも保証内容をしっかりと確認しましょう。おすすめ内容は5年間の保証期間有り。その内容も「再施工保証」は当然であり「修復費用限度額」明示のものです。通常は300万円くらいです。
注意深く暮らしていればシロアリの気配はわかるものです。早めに点検すれば限度額を超えるような修復は考えられないはずです。
保証書は施工業者から損害賠償保証書として発行されています。保証開始日及び保証終了日が記載されています。
訪問販売業者と契約したが保証書もらったかなと思う方早めに確認しましょう。