鹿児島湾海底の大量のレアメタル

2023年11月30日

金鉱湾と名前が変わるのでは無いのかとさえ思うとても興味深い話し。

 

鹿児島湾は錦江湾と呼ばれる特殊な内海です。水深がとても深い。そして黒潮の流れを取り込むかのように右側の大隅半島が左よりも太平洋に突き出している。その部分で黒潮を取り入れて湾内に引き入れる。そのために湾内では魚種も豊富で水質も安定しているのです。

 

薩英戦争で薩摩が決定的に壊滅させられなかった理由もこの水深が深いことが関係していたと思っています。仙巌園前に停泊して砲弾を撃とうとしても錨が固定できなくて難儀したはずです。

 

さて話しはこの鹿児島湾は大きなカルデラだと聞いた事があると思います。姶良カルデラと呼ばれる湾北部を中心にした火山があったのです。

 

3万年前に巨大噴火が起きて陥没した部分が福山沖の部分だそうだ。今でもその火山活動は継続しており熱水鉱床が残っているそうです。

 

その一見ネガティブ事実は我々に大きな恩恵も与えているようです。熱水鉱床の影響で大量のレアメタルその名はアンチモン。白物家電には必須のもので今は中国からの輸入にたよっているようです。なんと国内で使う量の180年分が埋蔵されているようです。

 

世界でも海底熱水鉱床下でのこのような例は南極・ナポリ湾・鹿児島湾の三カ所だけだそうです。

 

岡山大学の調査では金も含有していることが判明したそうです。鹿児島湾は自然の恩恵でとんでもないことになると管理人は信じています。熊本県がTSMCバブルで賑わっていますがきっと近い将来鹿児島湾北部はレアメタルバブルで大変な賑わいを見せるはずです。